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FXトレーダートムです。
FXに関して「短時間で稼ぐ方法が知りたい」というお問い合わせが増えています。
これに対する回答は、おおよそ見当が付いているかと思いますが・・・
アメリカ雇用統計を利用したスキャルピングです。
スキャルピングとは、1分足や5分足のチャートを使用した短期トレードで、運用効率の高い手法になります。
ちなみに、
デイトレードは1時間足〜日足のチャートを使用した中期トレードで、
スイングトレードは週足〜月足のチャートを使用した長期トレードです。
本日は「アメリカ雇用統計(米雇用統計)を利用したスキャルピング」について取り上げたいと思います。
米雇用統計とは?
米雇用統計とは、毎月第1金曜日に発表される米国の経済指標のことです。
4~10月の夏時間では21時30分、11~3月の冬時間では日本時間は22時30分に発表されます。
米雇用統計は10数項目の統計を含みますが、その中でも「非農業部門就業者数」と「失業率」の2項目が特に重要です。
雇用統計の発表時には、相場が大きく動きます。
このため予想した方向に相場が動けば、短時間で利益を上げることが可能です。
ただし、相場の動きは「雇用統計の結果が良かったからドルが買われる」という単純なものではありません。
なので、雇用統計の結果だけをみても、相場の動きを予想するのは難しいです。
では、雇用統計発表時のスキャルピング手法を紹介します。↓↓↓
IFO注文を利用した手法
1つ目は、IFO注文を利用する方法です。
IFO注文は、「新規注文」と同時に2種類の決済注文(利食いのための「指値注文」と損切りのための「逆指値注文」)を一括で出すことができる注文方法になります。
例えば、IFO注文では、
・1ドル109.400円で買いの新規注文(注文A)
・1ドル109.600円の利益確定の決済指値注文(注文B)
・1ドル109.200円の損切りのための逆指値注文(注文C)
が一括で可能です。
下記のUSDJPY5分足チャートで説明すると、
①の時点で上記のIFO注文を行った場合、
②の時点で新規注文(注文A)が発動し、
③の時点で決済指値注文(注文B)が発動して利益が確定します。
ここでは±20pipsの幅で指値、逆指値を設定しましたが、この値は相場の状況や通貨ペアに応じて変更してもいいです。
ただし、逆指値の幅は投資資金の1%〜2%程度に抑えて下さい。
投資資金が100万円の場合は、逆指値注文が発動しても損失は1〜2万です。
1回のトレードで大きな利益を狙うのではなく、複数回のトレードで小さな利益を積み重ねていく、というのがスキャルピングの戦略になります。
成行注文を利用した手法
2つ目は、成行注文を利用する方法です。
成行注文は、今現在のレートで売り/買いの新規注文を行うものになります。
成行注文を利用した手法は、IFO注文を利用する方法よりも勝率は上がりますが、難易度も高く、中上級者向けです。
先ほどのUSDJPY5分足チャートで説明します。
①の時点で買いの成行注文を行います。
①の時点のレートは、1ドル109.280円です。
その後は、チャートを見ながら成行注文(決済注文)を行います。
③の時点で売りの成行注文(決済注文)を行った場合、③の時点のレートは1ドル109.600円なので、利益は32pipsです。
IFO注文を利用した手法よりも利益は多くなります。
①の成行注文後にチャートが逆に進んだ場合(レートが下がっていく場合)、
予め決めた損切りのレート(または条件)で確実に決済注文を行うことが重要です。
この場合も、損切りの幅は投資資金の1%〜2%程度に抑えて下さい。
損切りのための決済注文ができない場合は、①の成行注文後に、逆指値注文やOCO注文を利用するのもアリですね。
OCO注文は、2つの注文(この場合は、決済の指値注文+逆指値注文)を同時に発注し、一方の注文が約定するともう片方の注文がキャンセルされる注文です。
(追記)5分足で押し目買い・戻り売りを狙う
比較的、勝率が高い手法に、「ドル円の5分足で押し目買い・戻り売りを狙う」というものがあります。
雇用統計発表時に相場が大きく動いた場合、トレンドが発生する可能性があるからです。
(相場が大きく動かなかった場合は、見送って下さい。)
上のチャートでは、赤丸の右隣の陽線の始値が「エントリーポイント」です。
(上のチャートは1時間足ですが、5分足でも考え方は同じです。)
雇用統計発表時に上側に大きく動いた場合、アップトレンドが発生する可能性があると考えて下さい。
一方、雇用統計発表時に下側に大きく動いた場合、ダウントレンドが発生する可能性があると考えます。
この場合、「エントリーポイント」は「戻り目の直後」で、「売り」を仕掛けることになります。
上のチャートでは、赤丸の右隣の陽線の始値が「エントリーポイント」です。
(上のチャートは1時間足ですが、5分足でも考え方は同じです。)
アメリカ雇用統計時はFXトレードしない
米雇用統計時はトレードしないという選択肢もあります。
特に、成行注文を利用した手法は反射神経が要求されるので、疲れている場合やお酒を飲んだ場合は様子見にして下さい。
「休むも相場」です。
総評
米雇用統計の発表時には、相場が大きく動くので、短時間で利益を上げることが可能です。
米雇用統計発表時のスキャルピング手法として、「IFO注文を利用した手法」と「成行注文を利用した手法」があります。
前者は初心者向けで、後者は中上級者向けです。
私自身は、後者の「成行注文を利用した手法」を行って利益を積み重ねています。
いずれの手法でも、損切りの幅を投資資金の1%〜2%程度に抑えることが重要です。
勿論、ここで説明した手法以外で利益を出すことも可能なので、ご自身にあった手法を試してみてください。
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以上、FXトレーダートムでした。