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FXトレーダートムです。

 

突然ですが、私は、月に4冊、1年間で50冊ほど読みます。

 

ビジネス書、自己啓発本、投資関連本、健康関連本などです。

 

今回は、私が読んだ本の中で良かったと思うものを紹介します。

 

本の著者とタイトルは、本多静六「人生計画の立て方」です。

 

 

本多静六氏の簡単な経歴

 

静六先生の経歴は、次のとおりです。

 

1866年 埼玉県生まれ。

1884年 東京山林学校に入学。

1892年 東京農科大学(現在の東大農学部)の助教授になる。

独自の蓄財投資法と生活哲学を実践して莫大な財産を築く。

1927年 定年退官を期に、全財産を匿名で寄付。

1952年 85歳で逝去。

 

静六先生は、学者として成果を出しながら、貯蓄副業投資で、莫大な財産を作り上げました。

 

 

本多静六氏の最期のメッセージ

 

「あとがき」に書かれている静六先生の読者に対するメッセージが印象的でした。

(静六先生は病床の身で、一週間後にご逝去されます。)

 

その時のメッセージがこちら↓

「私は百二十まで生きるつもり、また生きてもよいつもりで、私の人生計画を樹てた。

そしてそのように努力を続けてきた。

いまここで再び起たぬことになったとしても、これは決して無意義に終わったものとは考えない。

百二十を目標とした八十五年の充実は、本多静六にとって、満足この上もない一生だ。

努力即幸福に対する感謝の念は一杯である。

(中略)

人生即努力、努力即幸福、これは人寿の長短にかかわりなく絶対だ。

私はこの際、とくにこのことを念におしておきたいと思う」(p 230)

 

いかがでしょうか?

 

瀕死の病床にあってもなお、「満足この上もない一生」、「感謝の念は一杯」といえるような幸福な人生を送りたいと思いませんか?

 

私は、思います!

 

幸福な人生を送るためのキーワードは「人生すなわち努力」です。

 

具体的にどのような「努力」をすればよいのかは、この本を引用しながら、説明しますね。

 

 

なぜ人生計画が必要なのか

 

静六先生は人生計画について、次のように言ってます。

 

・何事にも計画を立て、計画に律せられ、計画に従って生活しているのが、人間の特性ということになるのである。(p 19)

 

・最大の努力をもってあがない得る最大可能の計画を立てることがのぞましい。それでこそ真に生き甲斐のある人生が味わえるというものだ。(p 25-26)

 

・いわゆる人生計画は、向上心の充足、つまりは「努力の予定表」なのである。(p 26)

 

 

本多静六氏の人生計画

 

静六先生は、二十五歳ときに、次のような人生計画を立てています。

 

四十歳までは、勤倹貯蓄。

六十歳までは、大学教授の職を通じて、国家のために働く。

七十歳までは、世の中の恩に報いるため、お礼奉公。

七十歳以上は、晴耕雨読を楽しむ。

 

静六先生は、以下の理由で、七十歳〜百二十歳以上の計画を後に追加しています。

 

・先哲先賢は、臨終の朝までいずれも道を極めることを怠らなかった。(p 40)

 

・人生は、生ある限り、これすべて、向上への過程でなくてはならない。(p 41)

 

 

計画実現のために実行すること(処世九則)

 

・計画はいかにそれが上出来であっても、計画にとどまるうちは無価値である。(p 66)

 

静六先生は、計画実現のために日々実行すべきことを「処世九則」として、まとめています。

 

(処世九則)

第一 常に心を快活に持すること。

第二 専心その業に励むこと。

第三 功は人に譲り、責は自ら負うこと。

第四 善を称し悪を問わないこと。

第五 本業に妨げなき好機はいやしくも逸しないこと。

第六 常に普通収入の四分の一と臨時収入の全部を蓄えること。

第七 人から受けた恩は必ず返すこと。

第八 人事を尽くして時節を待つこと。

第九 原則として個人間に金銭賃借を行わぬこと。

 

第一 常に心を快活に持すること

 

・常に明るい顔、明るい態度がとれるならば、人からも可愛がられ、引き立てられ、やがては華々しい成功の基となるのである。(p 68)

 

・暗い方面を取りすてて、楽しい愉快な方面にのみ心を振り向けることにすれば、だれしも常に快活に面白く働ける。(p 68)

 

第二 専心その業に励むこと

 

・その結果、何人もついに、その職業を趣味化し、道楽化し、容易に成功がかち得られるに至るものである。(p 68)

 

・いかに微力不才と思う人であっても、その全力を一つの目的に集中すれば、必ずある程度の成果がかち得られる。(p 68)

 

 

第三 功は人に譲り、責は自ら負うこと

 

・これは人の長となる者の心得だ。(p 72)

 

・功を急ぎ、功を誇ることは何人にも大いに戒められなければならぬ。(p 74)

 

第四 善を称し悪を問わないこと

 

・あからさまに人の悪いところを忠告したり、欠点を指摘したりする必要はまずまずない。むしろ大いに慎まなければならぬことだ。(p 75)

 

・言葉の送り出し方一つで、口は凶器ともなれば利器ともなる。(p 76)

 

 

第五 本業に妨げなき好機はいやしくも逸しないこと

 

・本業以外のことについて知る適当な機会があったら、この場合好機を逸せず、できるだけ見聞し、調査し、その要点をしっかり把握しておくのがよろしい。(p 77)

 

静六先生は、本業の妨げにならない範囲で、副業をすることも勧めています。

 

第六 常に普通収入の四分の一と臨時収入の全部を蓄えること

 

・これは独立生計の基礎を築き、致富への出発となるものであって、何人も絶対必要な人生計画である。(p 79)

 

私も四分の一貯蓄法を実践しましたが、効果抜群で、面白いように貯金が増えていきます。

 

 

第七 人から受けた恩は必ず返すこと

 

・これは人生当然のことで、いまさらいうまでもないことであるが、それが実際にはあまり行われていない。(p 80)

 

第八 人事を尽くして時節を待つこと

 

・「時を見る」のと「時を待つ」のが成功の秘訣で、時を味方に引き入れなければ何事も成就するものではない。(p 85)

 

・真の成功には速成もなければ裏道もない。(p 86)

 

第九 原則として個人間に金銭賃借を行わぬこと

 

・人に金をくれることがあっても、貸すことは絶対に避けたいのである。(p 87)

 

・借金の保証ほど危険極まるものはない。(p 89)

 

 

「死」いかなる最後を求めるか

 

静六先生は、「死」についても考察されています。

 

・何人も死に直面しては、もはや富も、権力も、栄も、虚栄もない。・・・死は実に人間最終の、ただ一つの真・善・美だ。(p 225)

 

・たとえ生命の容器である肉体は死滅しても、わが生命、わが精神は、直接には生殖細胞によってわが子孫に遺伝し、間接には私一代の業績や著述談話等によって、長く後世に生き残ることを確信している。(p 226-227)

 

 

まとめ

 

静六先生の「人生計画の立て方」いかがだったでしょうか。

 

私がこの本で共感したところを簡潔に紹介させていただきました。

 

私が特に気に入っているのは、「人生すなわち努力、努力すなわち幸福」という考え方です。

 

そして、静六先生の「処世九則」の中では、

第六 常に普通収入の四分の一と臨時収入の全部を蓄えること

第九 原則として個人間に金銭賃借を行わぬこと

が個人的には重要かなと思ってます。

 

もし興味があれば、静六先生の本を読んでみてくださいね。

 

 

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以上、FXトレーダートムでした。